今日は私の好きな作曲家の一人、木下牧子さんについて。
金曜日は稽古ピアニストをしに毎週合唱団へ弾きに行っているのですが、今まさに木下牧子さんの作品を練習中です🎶
ピアノ曲はあまり書かれていませんが、多くの歌曲を作曲されています🎹
温度だったり、匂いだったり、はっきりと情景が浮かび上がる作品達にいつも佐々木はうっとりです。
どの曲が一番好き?と聞かれるとたくさんあって困ってしまうのですが、初めて私が出逢った木下先生の作品は「竹とんぼに」という曲でした。
繊細な前奏から始まり、切なさを感じさせる歌詞が印象的で一瞬で引き込まれてしまった記憶があります。
この曲は愛しい我が子、教え子の旅立ちや成長を願う歌。という解釈が多い様で、自分の気持ちと重なる部分もありついつい哀愁漂った雰囲気になってしまいます(笑
春は出逢いと別れの季節なだけにレッスンを卒業する生徒さんももちろんいらっしゃいます。
送り出すたびに涙を我慢するのが大変ですが、一緒に学んだ子達がこの先困難にぶつかった時、どうか音楽が心の支えになってくれればと細やかながらいつも願っています。
嬉しくもあり、寂しくもある。
柔らかくそんな気持ちに浸らせてくれる「竹とんぼに」を皆様もぜひ聴いてみてください🌸
「竹とんぼに」
なるべく 高く
なるべく 遠くって
いいきかせたけれど
もし ほんとに
行ってしまったら どうしよう
とんぼより 飛行機よりも
空がすきになったら どうしよう
地平線をこえて
まひるの星に あいに行ったら
こっそり もどってきて
なるべく 高く
なるべく 遠く
でも ここをわすれないで
岸田衿子・詩
⬇️今合唱で稽古中の曲はこちら!この作品もおススメです🎶
Comments